犬を丈夫にする15分トレーニング
春になる前に走り込みをスタート
ちょっとした対策で真夏の暑さを乗り切ることができます。
それは思いっきり走らせることです。
2月頃、まだ寒い時期からできるだけ強めの運動をさせると、
ヒートショックプロテインと言う、熱から体を守ってくれる、
特別なタンパク質が体内で作られます。
これは細胞が暑さなどのストレスにさらされた時に、
細胞を保護するタンパク質です。
熱から体を守ってくれる、ヒートショックプロテインは、
熱によって作られます。
走って体内の温度を上げることで、このプロテインが体内で作られるのです。
このような体の機序に関しては、人間も犬も同じです。
実際スポーツ選手の中ではよく知られていることで、
冬に走り込みをする選手が多いのはそのためです。
通常体温が41点5度以上になると細胞へのダメージが始まります。
タンパク質の立体構造が崩れてしまい、それが熱中症につながります。
この時に、ヒートショックプロテインがあれば、体を守ることができるのです。
体の熱を一気に上げるヒートショックプロテイン法
15分でいいので思いっきり走るトレーニングをさせましょう。
2月を過ぎてしまったとしても、熱くなる一週間ほど前から行うだけでも、
随分と違いが出ます。
ポイントは、家を冷やしておくこと。
家に帰ったわんちゃんが、すぐに涼しい所で過ごせるように準備をしておいてください。
ヒートショックプロテインを作るためには、体の熱を一気に上げる必要があります。
そのためだらだらと長く走るのではなく、思いっきり走ることが大切です。